みんなどうしてる? 転職時の「企業研究」チェックポイントとは

転職活動で大切な「企業研究」。入社してから「こんなはずじゃなかった……」と後悔することのないように、調べられることは転職活動時点で把握しておくのが賢明です。
企業研究その前に - まずは募集要項を確認。転職要件はマッチしている?
企業研究を深く進めていく前に、自分のキャリアや資格がその募集にマッチしているかを再確認しましょう。必要な経験、資格、語学力などは足りていますか?
勤務地はあなたの希望する場所でしょうか。
ムダ骨にならないよう、企業側の必須条件や自分の希望条件を満たしていることを確認してから次のステップに移りましょう。
企業研究1: 社長や社員インタビュー記事から企業の方針・考え方を知る

企業のWebサイトには多くの場合、社長メッセージや企業理念などが明記されています。内容に賛同できるかどうか、直感で感じてみてください。人間関係や会社の雰囲気、社長の方針などは意外と重要なもので、言葉の端々から読み取れることがあります。
可能であれば、その会社で働いている人を探し出し、何人かに直接話が聞けるとより理解が深まります。今は企業の口コミサイトやSNS(Facebook、Instagram、Xなど)などもあります。よりリアルな情報を拾える可能性がありますので、ぜひWebサイト以外の情報も探してみましょう。
企業研究2: 転職先企業の事業内容を調べる

企業が扱っている商品やサービスは把握していますか?
企業が発表している直近のニュースや新聞等もチェックしているでしょうか。なかなか全国紙で取り上げられない中小企業の情報は、地方紙(静岡県であれば「静岡新聞」)をチェックすることをお勧めします。事業内容は一般的に、Webサイトで説明されていますので、必ず事前に読み込んでおいてください。その他、「新着ニュース」「プレスリリース」「各種SNS」も要チェックです。
株式公開をしている企業であれば、Webサイトで毎年の決算情報も発表されています。少なくとも、売上高、利益などの推移などはチェックしてみてください。
企業研究3: 転職先業界の動向を確認する

それまで知らなかった企業でも、インターネットで色々な情報を得ることができます。例えば不動産業界なら「不動産業界 動向」とキーワードを入れれば、たくさんの情報が出てくるでしょう。
中にはいち企業がプロモーション・宣伝のために出している記事などもありますので、情報の取捨選択は必須です。多くの情報から必要な情報をフラットな視点で選択する眼を持てるようにしましょう。
また、国や公の機関が出している調査データや、株価などの数値化されたもの、企業Webサイトにある決算情報や会社四季報などを読み解くことができればベストです。
企業研究4: 新聞やニュースは常に目を通しておきましょう

該当企業の情報のみならず、国内外の経済、政治、社会の動きにも目を向けておきましょう。一つ一つの事象を詳しく理解するというよりは、全体の流れや動き、将来的な動向に注目するとよいでしょう。ビジネス関連雑誌などでは専門家のコメントなどもあり、読みやすいのでお勧めです。雑誌だけでなく、さまざまな専門サイトもあり登録すれば毎日のようにメールマガジンとして情報を受け取ることも可能です。
多角的な情報収集を
突発的な事件や災害が、業界全体にダメージを与えることもあり、場合によっては転職活動にも影響しかねません。鳥の目(全体を見る)・虫の目(近くから観察)・魚の目(流れを読む)の「三つの目」を意識して、より良い判断をしてください。