今さら聞けない! 転職時に欠かせない「自己分析」の方法
就職、転職には自己分析が不可欠ですが、「自己分析の方法がわからない……」「他の人がどうやっているのか気になる」という声も多いもの。
今回は、転職活動におけるオーソドックスな自己分析方法をお伝えします。
自己分析その1:転職前の実績を書き出してみる
「毎日同じような仕事で、大した実績なんてないわ」と思われがちですが、よく考えてみれば意外とたくさん出てくるものです。
事務の仕事などの場合は、毎月の請求書発行、営業担当のサポート、書類やデータベースの整備など、幅広い業務があります。請求書発行であれば毎月の発行数や請求金額の合計など、数字で表せるものはできるだけ書き出しておきましょう。
手作業で行っていた仕事のシステム化や採用工数削減策など、全体の業務効率改善に向けて取り組んだ具体例も挙げられるとよいでしょう。
例:請求書発行業務:
営業10名が担当する計80社に対し請求書を発行。売上総額は毎月平均3,000万円
自己分析その2:転職活動にむけて「数値化」する
やってきた仕事を羅列するだけでは、どれぐらい成果を挙げられる人なのかが見えてきません。人事部であれば、「年間採用人数」「面接総数」「採用コスト」等を数値化するとイメージがしやすくなります。営業職であれば、売上や新規案件獲得数、前年・前月比の伸び率などは必須。いずれの職種でも、部下の数やプロジェクトの数なども控えておいてください。
実績は金銭的なことだけでなく、時間の効率化やコミュニケーションの活性化なども、それに当たります。いざ転職活動というときに何年分もさかのぼるのは大変ですから、日々数字をチェックしておくとよいですね。
自己分析その3:転職先でよりハッピーに働けるように得意・不得意を再認識
自分は何が好き・得意なのか。何が嫌い・不得意なのか。
改めて自分のキャリアを見直すには、転職はとてもよいタイミングです。
例えば数字を扱うデスクワークに嫌気がさして転職を決めたのに、「経験があるから」と、また同じような仕事については元も子もありません。
自己分析その4:自分の持つ転職時に有利な「資産」を見直してみる
資産と言っても、お金のことではありません。学生時代から培ってきた人脈や経験、性格的な優位性も含まれます。
第二新卒であれば、キャリアという資産は少ないでしょうが、「誰とでもすぐに打ち解けられる性格」や「学生時代の経験」なども立派な資産です。
新しい会社に価値を見出してもらえるよう、自分の活かし方を考えてみてください。
自己分析その5:外部のツールを利用して分析する
今は自己分析ができる手段がたくさん用意されています。
有料のものでは「ストレングス・ファインダー」というツールも人気です。
「ストレングス・ファインダー」は書籍や公式サイト、スマホアプリから診断を受けることができます。解説に照らし合わせて自己分析を深めていきましょう。
転職サイトJOBには、「天職・転職診断(テンテン診断)」という診断ツールを用意しています。心理学×統計学をベースにした「ディグラム診断」とJOBがタッグを組んで開発したオリジナル診断です。20の質問に答えるだけなのでぜひ自分を知るための一つとしてやってみてください。
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「得意」と「ニガテ」の両輪で考える
全体を通して、「得意なこと・できること」にフォーカスして職選びをしていきたいものですが、「苦手なこと」を把握しておくことも大切です。転職活動には正解はありませんが、すくなくとも「苦手なこと」を選ばなければ、徐々にでもステップアップしていけるはず。
一度じっくり時間をとって、「得意」と「苦手」を紙に書き出して見える化してみると自分で認識していなかった側面も見えてくるかもしれませんね。
自分と向きあいつつ、その時々でベストな仕事を探してみてください。