ヘッドハンティングでの転職も! 企業が求めるエグゼクティブとはこんな人

会社の役員や新規事業を任せるような重要な役割を担うには、それ相応の経験や知識が必要です。どの会社ものどから手が出るほど欲しいと求められる、そんな人材は、自分から動かなくとも会社側から転職のお誘いがかかります。
その手段として使われるのが「ヘッドハンティング」。ヘッドハンティングとは何か、どんな人がヘッドハンティングされるかなどを見てみましょう。
ヘッドハンティングの会社はたくさん存在する

世の中には「プロのヘッドハンター」が存在し、「できる」と言われる人の情報を常に集めています。あの手この手でその人にアプローチし、説得を試みるというのがヘッドハンターの仕事です。
最近では「求職者がヘッドハンティング会社に登録し、ヘッドハントを待つ」という方法もあります。ヘッドハンティングを希望する人が自ら登録し、マッチする案件があったときにヘッドハンターが声をかけるという、転職エージェントと同じような動きをするヘッドハンティング会社も増えました。
ヘッドハンティングされる人はこんな人!

ヘッドハンティングされるかどうかは別として、他の会社から「ぜひ来てほしい」と言われる人材をめざしたいもの。会社の業績をけん引する人材には、以下のような特徴がありそうです。
・結果にこだわる
わざわざ高い年収を提示してヘッドハンティングするのですから、「その人に任せればよい成果を出してくれる」という期待はつきものです。
いかにして大きな結果を出すか。そこにこだわる人でなければヘッドハントする意味がありません。
・責任を持った判断ができる
根拠のある判断を、責任をもって下すことができることが求められるでしょう。根拠がなければ「その場しのぎの対応だ」と言われますし、根拠があっても「私は責任をもてませんけど」という逃げ腰では、周りの人がついてきません。
「直感」ももちろん重要な要素ではありますが、組織を率いるのであれば、他の人が納得できる説明と判断が必要でしょう。
・経営や財務の知識がある
経営者の視点でものを考えられること。また、抽象的な思いだけでなく、地に足の着いた数値的な考え方ができることも必須条件と言えます。経営には予実管理はもちろん、新規事業の成長を予測したり、同業他社との優位性を比較検討したり、人件費や広告費など全体的な費用バランスを考えたりと、数字を扱う仕事が切り離せません。
日ごろからいかに勉強しているかが問われる分野です。
・周りの人からの信頼が厚い
「仕事ができる」ことはもちろん、日ごろから周りの人へ対応や言葉の端々に見られる度量がものを言います。コミュニケーション力があることは基本的なこととして、人としての成長に日々努力を重ねていく向上心と忍耐力、謙虚な気持ちが重要です。
ヘッドハンティングを受けたからと言って転職が確定するわけではない

重要な役職ポジションなどであれば、人事部などを介さずに、直接社長が話をして決まることもありますし、新規事業部長などの役割であれば、面接のような形で面談が何度かあることもあります。
企業側の期待が大きいことがあり、報酬は現職よりかなり高く提示されることもあり得ますが、好条件を提示されてすぐに決めるのは危険です。高い給与と責任は必ず比例しますから、給与額に対するプレッシャーを覚悟の上、慎重に検討する必要があるでしょう。
ヘッドハンティングを受けたら慎重に検討を
ヘッドハンティングはメールでお誘いが届くこともありますし、職場に電話がかかってくることもあります。すぐに飛びつかず、まずは信頼できるヘッドハンティング会社かどうかを調べてください。年収アップが提示されるはずですので、転職エージェントに同業界における自分の価値を相談してみてもよいでしょう。
とはいえ、中には逃すべきではない良い機会もあります。自分の価値観を日ごろからしっかりと持ち、良いご縁はすぐに判断&キャッチできるようにしておきたいものですね!