設計とはさまざまな機械の設計を行うことを指すのですが裾野が広い分野です。機械の種類では､大型プラント用、一般機械、精密機械などが大まかに分けられます。大型プラント用のものは国家プロジェクトなどを含む巨大な資本のもとでおこなわれるため､設計もパーツだけでも膨大な量になります。これを取り纏めていくには強力なリーダーシップが必要です。機械設計では実際の製品開発に関わることが多く、ものづくりに関わる楽しさもあります。その分、新しい発想とアイデアが求められる分野です。そのためには多くの人とのコミュニケーションを図り、理解を得られる柔軟な効率のよい設計を練り上げる能力も必要です。プラントの輸出などが中心ですので、海外での勤務が中心になる傾向があります。

設計で多いのは、機械工学系を専門とする方がほとんどです。会社でも､開発などの部署で一定の成果を上げてきた人材が転職の際に有利に働いているようです。又、このような部署にいなかった場合でもCADによる設計に関わったことがあれば、採用する企業も増えています。関連する資格としては機械設計技術者の資格や、機械部門の技術士及び技術士補の資格者も優遇されています。スキルを求めている企業も多く、トラブル解決の能力のレベルやマネジメント経験の有無､英語の読解力、PCスキルなど幅広い項目について確認されることが多いです。即戦力として期待と経験を生かした転職組が、社内における活性化を期待している会社も多い傾向です。