実はあるあるグッジョブJOB

尊敬はそのままにきこりの受け継ぎ方をアップデート。

尊敬はそのままに
きこりの受け継ぎ方を
アップデート。

株式会社玉川きこり社

静岡市葵区桂山712-4

代表取締役社長 きこり繁田 浩嗣さん

静岡大学在学時、星野道夫に憧れてアラスカで一人旅を重ねる。ローカル情報誌の編集・営業を経て、静岡市のオクシズ玉川地区に魅了され2013年にきこりへ転身。2014年3月に独立・起業。「きこり、アップデート」をテーマに掲げ、林業を土台にデザインと製品販売の3事業を展開している。

きこりをブームではない受け継がれる仕事に。

きこりの仕事への憧れは、子どもの頃の原体験まで遡る話かもしれません。もともと旧玉川村に近い町で育ったので、よく遊びに来ていました。杉、檜が生い茂る里山は林業で栄え、薪は暮らしの大切な資源。山と木が背景にある人々の生き方に魅力を感じていました。大人になって情報誌の仕事で再び訪れるようになり、「阿倍奥」というサークル活動でお祭りの手伝いやイベントを開催しながら、きこりの仕事を深く知ることで尊敬と憧れを抱くようになり、自分もこんな風に生きる力のある人になりたいと強く思ったのがきこりを志したきっかけです。今の林業は前時代を踏襲し受け継ぐだけでは成立しなくなる産業と自覚するからこそ、私たちにできることで、きこりの受け継ぎ方をアップデートしていきたいと思っています。今の林業を変えたいということではありません。きこりを受け継ぐだけでも大変でリスペクトに値するのですが、それだけではない、時代に合う新しい価値を創り出す必要があると思うからです。価値観の根底にあるのはブームで終わらせたくないこと。ブームになると熱は下がる一方なので。じわじわやっていきたいです。そして、振り返った時に玉川地区の何かしらの一端になっていれば、本当に幸せです。

山とつながり生きる力を身に付けたい。

山が暮らしの一部になっている玉川地区に初めて訪れた時、ここで生きている人に憧れを感じました。山で生きる力を身に付けたい…これは自分にとってもきこり社にとっても最大のテーマです。きこり社へ集まってくれた仲間が山とつながり、しっかり稼いで、幸せでいてほしい…それが実現できる会社を目指しています。自分を見つめ、しっかり志を持ち、自分と向き合ってきた人と一緒に仕事をしたいと思っています、山に入る仕事は互いの命をあずける場面もあるからです。目指す安全も高みも共有したいので、そう思います。自分を見つめてきた人であれば、これまでの経験と能力を、きこり社と玉川地区で発揮できる可能性は高いはずです。

株式会社 玉川きこり社の
グッジョブポイント

子どもたちの憧れの仕事に〝きこり、アップデート!〟。

きこりを受け継ぎ、進化させるために日々成長中!

山主から間伐など森林の整備を委託され、木材の伐採・搬出、育林・造林などがきこりの仕事。同社では庭木や街路樹の伐採も請け負う。人工と労働日数に限りがあるため、安全を確保しながら、いかに効率よく仕事を続けるかで利益を高め、事業を安定させている。

互いの命をあずけ合う、きこりの仕事はチームワークが要。

自然とともに暮らしていきたいという想いと同社の取り組みに共感し、林業の世界へ飛び込んできた社員は現在きこり4名にデザイン担当1名。ミュージシャン、料理人、TVカメラマン、営業マンとそんな彼らに絶対に幸せになってもらいたいという思いを一番に会社経営をしてきました。プロフィールは様々でも、自分自身と向き合って生きてきたからこそ、お互いの志も通じ合える仲間たち。

山村文化を次世代につなぐ「きこり × オモシロイコト」 いろいろ。

伐採した木の使い方の間口を広げるアイディアはクリエイティブ。山桜のチップに燻製され、木を香りと味で楽しめるスモークナッツ、静岡蒸留所へ世界唯一のウイスキーを直火蒸留する薪を供給、木を活かした店舗ディスプレイなど、柔軟な発想で新たな木の価値を創造している。

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