静岡県静岡市の中山間地域である奥静岡。静岡では「オクシズ」と呼ばれ、美しい自然景観や多くの温泉、カフェなどがあることから、県民に古くから親しまれています。

静岡駅から車で約一時間半で行くことの出来る「オクシズ」は、家族で休日にドライブがてらお出掛けするのにも最適なスポット。大自然を満喫できるスポットが多くあるため、子連れでのお出掛け先としても人気です。

今回はこの奥静岡、「オクシズ」の魅力をご紹介しましょう。

オクシズの4つの地域と特徴



奥静岡、オクシズには、4つの地域があります。

オクシズは、南アルプスの玄関口、井川地区がある「奥大井エリア」、藁科川の上流部で、静岡茶の始まりといわれる「聖一国師」のゆかりの地「奥藁科エリア」、開湯1700年の歴史を持つ温泉があり、わさび栽培発祥の地「安倍奥エリア」、良質なお茶の産地「奥清水エリア」に分けられています。

静岡の中山間地域であるオクシズでは、豊かな自然の中、昔ながらのゆったりとした時間が流れています。

地域特有の風習や伝統文化、地域で作られる作物、温泉や美しい自然景観は、訪れた人に癒しを与えてくれる場所でもあるのです。

エリア別、オクシズのおすすめスポット



オクシズのおすすめスポットを4つのエリア別にご紹介しましょう。

まず1つ目、奥大井エリアには井川地区があります。
日本初の中空重力式ダムの「井川ダム」、井川ダムのダムサイトにある「中部電力 井川展示館」は、水力発電やダムの仕組みが学べるスポットです。

「リバウェル井川スキー場」では、冬にスキーを楽しむことも出来ます。
さらにナトリウム炭酸水素塩泉の「口坂本温泉浴場」もあります。

2つ目の奥藁科エリアには、ナトリウム炭酸水素塩冷鉱泉でぬるぬるしたお湯が特徴の「湯ノ島温泉浴場」があります。

湯ノ島温泉には、食事処の「玄国茶屋」が併設されており、藁科川を眺めながら地元の食材をいただけます。標高561mの手軽に登れる山、「ダイラボウ」からの景色も圧巻です。

3つ目の安倍奥エリアには、アルカリ性単純硫黄温泉の「コンヤ温泉郷」や、単純硫黄泉の「梅ヶ島温泉街」があります。

「アーユルヴェーダハウス kuraの森」では、大自然の中アーユルヴェーダのオイルトリートメントが受けられます。土日は施術後にカフェでランチをすることもできます。

「おおさわ縁側カフェ」は、メディアでも度々取り上げられている有名な縁側カフェです。毎月第2、第4日曜日に開催されています。

4つ目の奥清水エリアには、「入山親水公園」や「静岡市清水森林公園「やすらぎの森」」など、子どもの楽しめる公園があります。

オクシズにある温泉、「梅ヶ島温泉」



※画像はイメージです。

オクシズと言えば温泉! というイメージを持っている人も多いほど、オクシズには良質な温泉が多くあります。

そのうちオクシズで特に有名な温泉が「梅ヶ島温泉」です。

梅ヶ島温泉は県道29号の北端にあり、山梨県との県境の安倍川の最上流に位置しています。
梅ヶ島温泉の泉質は単純硫黄泉で、美肌、神経痛、糖尿病、婦人病に効果があると言われており、かの武田信玄の隠し湯としても知られています。

静岡の秘境「梅ヶ島温泉」は、国外から訪れる人も多い人気の温泉地です。温泉好きな方でまだ行かれたことのない方は、ぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか。とろとろの濃い温泉と、オクシズの絶景に感動すること間違いありません!

まとめ




オクシズまでの道のりは山道なので、ドライブに自信がない……という方は、静岡駅からバスを使うのがおすすめです。

次の休日はぜひ家族で、オクシズに出掛けてみてはいかがでしょうか。大自然の中で一日過ごせば、心身ともに癒されますよ。


※掲載している施策は、令和元年9月30日現在の情報です。
 最新の情報は、各市町村までお問合せいただけますようお願いいたします。

<ライター>

西山ココ
エステティシャンとして国内外で経験を積み、出産をきっかけにフリーライターに転向。自然豊かな場所で子育てをするため、静岡に移住。女性向け恋愛コラムや子育て、静岡情報を中心に執筆。




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