ふるさとは遠きにありて思うもの……静岡県出身の多くのみなさんは、東や西の大都市での生活を体験したあとで、「やっぱり静岡が一番！」と再認識されているのではないでしょうか。

静岡県内最大規模の浜松市は、みかんやセロリの農産物、しらすやかつおの水揚げ量、楽器やバイク・車等の工業製品の出荷額もトップクラス、おまけに富士山も擁するしウィンドサーフィンも楽しめる癒しの地……。住まない手はありません！　

U・I・Jターンを検討中のみなさんに、魅力的な浜松を候補にしていただきたく、浜松市の伸びやかな「教育環境」についてご紹介します。

経験も情緒も豊かに。浜松市の音楽教育

これまで幾度となく本メディアでご紹介して来た音楽の都、浜松市の姿。浜松市ではその音楽産業の蓄積を、子どもたちの教育に生かしています。

浜松市文化振興財団主催、年１回行われる「子ども音楽鑑賞教室」は、市内の全小学５年生がプロの生演奏を鑑賞し、共演するという貴重な体験の場を提供しています。

また、市の音楽教諭によって企画されている「浜松市音楽科研究発表会」は、生徒たちが自分たちの日頃の音楽学習の成果を発表、共有するという、非常に貴重な機会となっています。

参照：浜松市子育て応援サイトぴっぴ（文化と教育が子どもの感性を育む「音楽のまち浜松」）

「学習支援パック」で生き生き授業

次にご紹介する「学習支援パック」とは、学校向けに浜松市立図書館が提供している学習支援サービス。

学校側が授業で取り上げる「いのち」「宇宙」「学校の周りの生き物」「古典・伝統」等のテーマに沿って、関連図書がワンパックセットで用意され貸し出されるという優れものです。

リストを確認して相応しいパックを選んだら、学校から図書館へファックス、受け取り希望図書館で受け取ります。授業で活用したあとは、またもとの図書館から返却。テーマに必要な主要文献が収まっているセットなので、授業も効率よく効果的に進められます。

参照：浜松市立図書館公式ホームページ（学習支援パック）

「はままつ人づくりネットワークセンター」が学校と地域をつなぐ

近年、インターネットや携帯電話を始めとする、個を中心とした生活環境の充実は、便利ではありますが、人と人とのつながりの希薄さを感じさせずにはいられません。

そんな中、浜松市は第3次浜松市教育総合計画「はままつ人づくり未来プラン」の教育理念の１つに「市民協働による人づくり」を挙げています。

その理念を実現する一環として設置された「はままつ人づくりネットワークセンター」には、地域で活動する経験豊かな多くの人材が登録され、学校の要望に応じて人材を派遣。授業や部活動への協力はもちろん、家庭教育講座の開催や土曜学習、放課後の子供の居場所づくりなど、地域と学校の連携で豊かな教育環境が育まれています。

参照：はままつ人づくりネットワークセンター公式ホームページ

先生もゆとりを。浜松独自のシステム「学校事務センター」

いくら素晴らしいカリキュラムが実施されようと、地域の人材が学校に協力を申し出ようと、対応する窓口である教員の心にゆとりがなければ、せっかくのツールの価値も半減してしまいます。

近年学校教員の多忙化が指摘されていますが、この浜松独自の「学校事務センター」は教員からある一定の事務を事務職員に移管し、負担を軽減させるというもの。

他地域でも定期的に事務職員が集まり共同で処理する作業は以前から行われていますが、拠点校に常時複数の事務職員が配備され対応する手法は浜松市独自の取り組みです。

先生も生徒も元気いっぱいな学校なら、パパママも安心してお子さんの成長を見守ることができますね。

まとめ

ふるさとを離れて、見知らぬ土地で暮らしてみたいと思うのは、健全な自立心の現れ、頼もしいことです。でも浜松市出身者なら、住むならやっぱり人も自然もどんと懐の広い生まれ故郷が一番と思うはず。あるいは、実際に浜松で生まれ育ったわけではないけど、産業も自然も豊かないいとこどりの浜松こそ、いつも心に描いていた理想のふるさとのかたちに違いないと思われる方も少なくないことでしょう。

ご紹介した浜松の教育環境の特徴は、生徒だけでなく、先生の知的環境も充実しているところ。あなたがお探しの、人生の根っこを下ろす豊かな大地が浜松にあります！　大人も子どもも伸びやかに育つ心のふるさと浜松が、Uターン、Ｉターン、Ｊターンすべてのみなさんを待ってます！


※掲載している施策は、令和元年9月30日現在の情報です。
　最新の情報は、各市町村までお問合せいただけますようお願いいたします。