言わずと知れた少子高齢化大国日本。最近の調査では、若い夫婦が生みたい子どもの数と、実際に持とうとする子どもの数の差が広がりつつあることが分かっています。子どもがほしいのは山々だけど、経済的、福祉的環境からみて、とてもその気になれないというのが子育て世代の本音ではないでしょうか。

戦後の高度経済成長に裏打ちされた「男は会社、女は家で」の構図は今や通用せず、共働き世帯数が専業主婦世帯数を上回ってもう20年以上が経ちます。仕事も育児も無理なく両立させたい、がんばる皆さんに、静岡から朗報です!

参照:厚生労働省(平成27年版厚生労働白書 - 人口減少社会を考える -)

参照:厚生労働省(平成28年版厚生労働白書-人口高齢化を乗り越える社会モデルを考える-)

子どもを預けられる場所はどこ? 待機児童の問題




共働き世帯は年々増加傾向にある一方で、平成28年度時点で「保育園に入れたくても入れない」児童=待機児童数の増加は留まるところを知りません

出産後の職場復帰には、家庭内に子どもを見てくれる人がいなければ、保育園に預けることが不可欠です。全国が待機児童問題で頭を抱えている中、静岡市はいち早く市内の全市立幼稚園・保育所を「こども園」にするという方針を打ち出し、注目を集めました。

以前いいとこ静岡でご紹介したように、「共働き子育てしやすい街 地方都市編」調査で静岡市が堂々の第1位を獲得(2015年データ)したのは、静岡市政がその行動力を認められた結果といえるでしょう。でも今回クローズアップしてご紹介したいのは、静岡市が進めてきた「こども園」ではなく、待機児童解決の立役者、「待機児童園」です。

静岡独自の取り組み「待機児童園」が子育てをバックアップ!



※画像はイメージです。

「待機児童園」という言葉をご存知ですか? その名の示す通り、申し込んだのに保育園に入れなかった子どもたちを、希望する園に空きが出るまで一時的に預かってくれる施設です。この「待機児童園」は静岡県静岡市が、全国に先駆けて待機児童の課題を具体的に解決するものとして、設置したもの。

現在静岡市内には「清水待機児童園 まりん」「駿河待機児童園 おひさま」「葵待機児童園 あおば」の3つの待機児童園があります。(2015年3月現在)

保育料や申込期限は公立の認可こども園に準拠。保育士の配置は、私立の幼稚園や保育園に比べ年度途中の児童の増減にも柔軟に対応できるそうです。待機児童園が整備されている静岡市なら、安心して保育園の空きを待つことができそうですね!

病児・病後児保育体制も充実



パパもママもフルタイムで仕事を続けたい世帯にとって、具合が悪くなった子どもへの対応は頭を悩ませるところです。先ほどご紹介した「清水待機児童園 まりん」は病児・病後児保育室「虹いろ」も併設、大事な会議の前日に突然体調を崩した我が子も安心して預けることができます。

また「葵待機児童園あおば」は同区内に「葵病児・病後児保育室『輝き』」、「駿河待機児童園 おひさま」は同区内に「駿河病児・病後児保育室『こうのとり』」があり、車でのアクセスも便利。今後も子育て支援の一環として、待機児童問題と合わせてより充実させていってほしいですね。

まとめ


認定こども園は増加しているのに、待機児童はなかなか減らないという矛盾。待機児童をなくすには、認定こども園を充実させていくことこそが重要ですが、一筋縄ではいかないのが現実です。就学前人口はこれからも減少し続けると予想されるため、待機児童対策として保育園を新設していくことは難しいでしょう。

そのような状況下で静岡市の「待機児童園」はまさに救世主。「待機児童園がなかったら働けなかった」と感謝する利用者もいるそうです。

「共働き子育てしやすい街」第1位に輝いた都市にふさわしく、静岡市では平成28年から保育園等の育休退園を廃止し、育休になっても保育園等を継続的に利用できるようになりました。「生んでよし、育ててよし」!を標榜する静岡県がみなさんの家族生き生きライフを応援します!


※掲載している施策は、令和元年9月30日現在の情報です。
 最新の情報は、各市町村までお問合せいただけますようお願いいたします。

<ライター>

鈴木潤子
三度のゴハンより音楽が好き。僅差でゴハンももちろん大好き! 将来自分のラジオ番組を持ちたいなーとあちこち根回し中です。ワールドワイドに突っ込んでいきます! よろしくお願いします!



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