転職を決意するきっかけとは?

転職したくなるタイミングはこれ! データが語るみんなの本音

「ああ……転職したいな」と思う瞬間は、誰にでもあるもの。終身雇用だった昔は、転職はあまり好ましくないこととされていましたが、今では転職を前提にキャリア計画を立てる人もいます。
他の人はどんな時に「転職したい」と思うのでしょうか。厚生労働省の調査結果を見てみましょう。

転職タイミング第1位! 男性「会社の将来性」女性「賃金以外の労働条件」への不満

転職したいと感じる第一位は、男女でその理由がわかれました。

男性の場合「会社の将来に不安を感じたから」という項目が全体の約3割を占めて第1位に。一方女性の場合、27.2%の人が、「労働条件(賃金以外)がよくなかったから」という理由で転職を決断していることがわかります。

転職を決めるきっかけに、仕事へのモチベーションが表れているようです。男性はやはり安定して収入が得られるかということが大きなポイントのようですが、女性の場合は度重なるライフイベントと仕事を両立していくため、給与以外の「働きやすさ」を求めていることが伺えます。


将来の不安を感じたタイミングで転職を考える傾向

男女とも、次に多かった転職理由は「満足のいく仕事内容でなかったから」というもの。
「仕事内容」に重点を置いて仕事探しをしている人が多いことがわかります。

結婚、出産などの人生設計や、キャリアアップを考える時、「自分がやりがいを感じられる仕事かどうか」は重要なポイントです。転職先を探すときは、業務内容や求められることをしっかり確認すると共に、自分が何を仕事としていきたいか、どういうことにやりがいを感じるのかという自己分析も欠かせません。


ワークライフバランスが重視される世の中に

「賃金の低さ」は男女とも、3位にランクインしていますが、1位でも2位でもないという結果から考えると、転職時は「給与額を一番に選ばないほうが良い」と言えるでしょう。

長時間残業や過労死が社会問題になる中、まだまだ対応が追いついていない企業もあります。企業の将来性は売上や利益のみに表れるものではありません。面接時には制度の説明を求めたり、上手に質問をしたりし、企業体質を確認するようにしてください。
男性でも育児休暇がとれる会社が増えてきたように、私生活を犠牲にしてまで働くことは、古い考え方になりつつあるのかもしれません。

タイミングは人それぞれ。転職には人生の価値観が大きく表れる

収入のアップ、プライベートな時間、生きがい・やりがいなど、求めるものは人それぞれです。すべてが揃った会社であれば言うことはないですが、完璧な会社というものはありません。自分の価値観や描く人生観を明確に描き、優先順位をつけて転職のタイミングを見極めたいものです。

文:坂口弥生

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