失業保険どうやってもらう?

【専門家監修】不正受給は3倍返し!? 知っておきたい失業保険基本のキ

失業状態にある時、一定の条件を満たしていればもらえる「失業保険」(雇用保険の基本手当)。困ったときには大変ありがたいものですが、いったいこのお金はどこからくるのでしょうか。

転職時にありがたい「失業保険」とは

失業保険がどこからくるか、答えは皆さんの給与明細にあります。
毎月の給与から天引きされている「雇用保険料」。これが失業保険などの財源になっているのです。毎月かけている保険料を必要な時に受け取るということで、一般的な生命保険と同じと考えればわかりやすいかもしれません。

転職先がすぐに決まった場合、失業保険はもらえない

雇用保険の基本手当とは、あくまでも「一生懸命仕事を探しているのに働き先が見つからない場合」においての保険ですから、仕事につく意志がない場合、次の仕事が決まっているという状況では支払われません。

また、自分の意志で退職した場合(自己都合退職)は「待機期間」といって、3か月は受給できない期間があります。

失業保険をもらうために必要な書類を確保

・離職票1と2(2種類ありますので注意してください)
・マイナンバーカード/マイナンバー通知カードと身分証明書(運転免許証など)
・印鑑
・証明写真2枚
・通帳/キャッシュカード

離職票は退職日以降に退職する会社から発行される書類です。もし書類が発行されないなどのトラブルがあれば、ハローワークに問い合わせてみるとよいでしょう。

失業保険受給から転職までの流れをチェック!

失業保険が給付されるまでにはいくつかのステップがあります。以下の要領を頭に入れて、必要に応じて手続きをしてください。

① 求職の申し込みをする
上記必要書類をハローワークに持参し、新しい仕事を探すための登録手続きを行います。この時ハローワークでは離職理由などを確認し、失業保険を受給する資格があるかどうか、資格があるとすればいつから、どのぐらい支給されるかなどをチェックします。

その後、ハローワークから指定された日時で雇用保険受給者説明会に出席し、求職活動をはじめます。失業保険はあくまでも「転職活動を積極的に頑張っている人を支えるものですので、すぐに仕事に就くことができない状態にある場合は該当しません。
(病気やけがの場合は「傷病手当」という別の手当てがあります。)

② 失業の認定
求職活動をはじめてすぐに仕事が見つかればよいですが、内定までに時間がかかる場合は定期的にハローワークに行き、まだ仕事が見つかっていないこと(失業状態にあること)を報告し、認定してもらいます。

原則、月に2回以上求職活動をしていることを証明する必要があります。単にインターネットで求人情報を検索しただけでは活動したことになりません。何かしらの求人に応募した実績があること、ハローワークで職業相談・職業紹介を受けたことなどが必要です。

③ 失業保険の受給
失業状態が認定されて数日たつと、あらかじめ指定した口座に失業保険が振り込まれます。

④ 転職が決定!
求職活動を続け、次の職場が決定すると失業保険の給付も終わります。決まった時期によっては「再就職手当」が給付されることがありますので、ハローワークでよく説明を聞いてください。

3倍返しになることも! 不正受給にご注意を

求職活動をしていないのに「していた」と偽って報告したり、アルバイトなどで収入を得たことを隠していたりすると、「不正受給」とみなされます。不正受給が発覚すると、受け取った失業保険を返金することはもちろん、罰則として受給額の2倍相当を納付することになり、3倍返しということになります。
失業保険を受給するときは、ハローワークの説明をよく聞き、正しい手続きをすることが肝要です。

取材協力

星野陽子(ほしの・ようこ)

HRプラス社会保険労務士法人所属の社会保険労務士。東京都渋谷区恵比寿を拠点に、「HR(人事部)に安心、情報、改善という付加価値をプラスしていく」いうコンセプトのもと、全国の顧問先に対し人事労務に関するソリューション提案を行っている。企業が元気にならないと雇用は生まれない、賃上げはできないとの思いから「人事労務で疲弊する日本中の経営者・人事マンを元気にする!」をミッションに掲げ、人事労務担当者の立場に立った人事労務相談、就業規則や諸規程の整備、IPO支援、海外進出支援、社会保険事務のアウトソーシングなどを展開。品質と信頼を担保するために、担当するスタッフ全員が社会保険労務士有資格者。万全のセキュリティ体制でマイナンバー制度へも対応している。

イラスト:桔川 伸

文:坂口弥生

そろそろ転職かな?と思ったら・・・
JOBを利用してみよう!

自分で仕事を探してみる

合同企業説明会 シゴトフェア

転職のプロに相談してみる

JOB転職エージェント

自分で仕事を探してみる