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静岡県は古くからお茶の産地として知られていますが、その静岡県が独自に「静岡茶衛生管理者制度」という取り組みを行っています。

食品の安全性が強く問われる今、お茶に対する安全性が気になる方は多いのではないでしょうか。より高い安全意識のもとに静岡茶を生産するために静岡県が独自に取り組む、静岡茶衛生管理者制度をご紹介しましょう

温暖な気候でお茶の生産に適した静岡県。種類も豊富。



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気候が温暖な静岡県はお茶の生産に適しています。そのため静岡県内には多くの地域に茶畑があり、様々な静岡茶が生産されています。

静岡茶と言えば、静岡県の山間で生産される「本山茶」、牧之原市で生産される「深蒸し茶」などが有名ですが、その他にも静岡茶にはたくさんの種類があります。

掛川市で生産されるお茶は「掛川産掛川茶」、伊豆半島東部で生産されるお茶は「ぐり茶」(玉緑茶)など、静岡茶と一括りに言ってもその種類は豊富にあります。また、静岡茶は静岡県産の茶葉を100%使用しているものと定められており、その基準は厳格です。

静岡県の取り組み、「静岡茶衛生管理者認定制度」とは?



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お茶の生産が盛んな静岡県ですが、食の安全性に対する消費者の意識の高まりを受け、独自の取り組みを始めました。その取り組みが、静岡県茶業会議所が平成20年度に始めた「静岡茶衛生管理者認定制度」です。

静岡茶衛生管理者認定制度は、静岡県内のお茶工場でお茶の製造に携わる人を対象に、お茶の衛生管理に関する知識と指導力を持つ人材を育成することを目的として立ち上げられました。

「静岡茶衛生管理者養成講座」とは?



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静岡茶衛生管理者の認定を取得するためには、静岡県茶業会議所が主催する4日間の静岡茶衛生管理者養成講座を受講する必要があります。

この静岡茶衛生管理者養成講座では、受講者は茶の衛生管理に必要な知識、指導力を持つために、農薬、微生物の基礎知識やお茶に関する衛生管理などについて学び、認定試験に合格すると静岡茶衛生管理者に認定されます。

このように静岡茶の生産、製造や販売に携わる人が、静岡茶衛生管理者の認定を得ることで、お茶に対する安全意識、衛生管理の知識を高めています。

まとめ


このように静岡茶衛生管理者制度を取り入れることで、静岡では安心してお茶を飲めるような環境が整備されています。

誰もが安心して静岡茶を飲めるように、静岡県では高い意識のもとお茶を生産しています。静岡茶衛生管理者制度を取り入れることは、安心安全な静岡茶を消費者に届ける大切な役割を担っているのです。


※掲載している施策は、令和元年9月30日現在の情報です。
 最新の情報は、各市町村までお問合せいただけますようお願いいたします。

<ライター>

西山ココ
エステティシャンとして国内外で経験を積み、出産をきっかけにフリーライターに転向。自然豊かな場所で子育てをするため、静岡に移住。女性向け恋愛コラムや子育て、静岡情報を中心に執筆。



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