ご存知でしたか。日本の温州みかんは、その美味しさはもちろん、皮が手でむけるという驚きの便利さで「テーブルオレンジ」や「TVオレンジ」として海外でとても親しまれているのです。中でも静岡県藤枝市は米国向け温州ミカンの栽培が許可されている国内唯一の生産地。温州ミカンを始めとする日本のおいしいみかんをもう一度再確認しましょう!

1年中楽しめるみかん 静岡では……



栽培技術の向上により、温州みかんを始めとするみかん類は1年中店頭に並ぶ国民的果物となりました。県内では見た目も香りも味も違うバリエーションに富んだみかんたちが途切れることなく楽しめます。

特に静岡県は普通温州みかんの収穫量、出荷量日本一!「収穫後に貯蔵することでより甘みが増す」「見た目がオレンジに似て香りも豊か」等、静岡県作成の「静岡県のみかん」パンフレットには静岡県内で採れるみかんのおいしさ、特徴が写真付きで丁寧に解説されています。

静岡がすごいのはこれだけではありません。柑橘類のほか、貴重な国産グレープフルーツを栽培している県でもあるのです。

主に浜松市で栽培されている国産グレープフルーツが一般市場に出回るのは5月中旬から6月のほんの短い間。そろそろ出るかも!?と思ったら急いでチェックしてくださいね!

参照:静岡県公式ホームページ(平成27年収穫量、出荷量データ)

参照:静岡県発行(静岡県のみかんパンフレット)

海の向こうでも喜ばれている温州みかん



静岡県からの温州みかんの輸出は1885年のアメリカから始まり、1908年にはカナダ、2000年ニュージーランド、2007年からはタイへの輸出も始まりました。

特にカナダへの輸出は多く、同国では贈答用「クリスマスオレンジ」として日本の温州みかんは定着しています。また藤枝市は、厳しい検疫に合格しアメリカとニュージーランド向けのみかんを輸出できる日本唯一の生産地なのです。静岡自慢のみかんを海の向こうの人たちがおいしく食べてくれていると思うと、なんだか誇らしい気持ちになりますね。

いっぱいもらってしまったらとにかく絞ろう!



みかんはとってもおいしいけれど、旬にはあちこちからもらうことも多く、つい痛ませてしまう経験をお持ちの方も多いでしょう。みかんを皮ごと使ったジャムやタルト等、手の込んだレシピは多々あれど、まずは絞ってしまうのがオススメです。

シンプルで最もおいしさの分かるストレートジュースは、皮のまま半分に切ってレモン絞り器で絞り、さらしふきんで濾すだけ。オレンジに負けないおいしさです。子どもたちに作ってもらうのも楽しいですね。

果汁にしてしまえば、ゼリーにもよし、カクテルにもよし、お肉のオレンジソースにもよし。製氷皿に流して固めればおいしいシャーベットの出来上がりです。

まとめ


「温州」は有名な柑橘類の産地である中国浙江省の地名にあやかっているそうですが、農林水産省の説明によると種の原産国は日本なのだそうです。参照:農林水産省ホームページ

「静岡のみかん、おいしい!」と思ったら、ぜひあなたの大切な人たちに送ってあげてくださいね。日本古来の食べ物を、おいしく食べながら未来につなげていきましょう。

<ライター>

鈴木潤子
三度のゴハンより音楽が好き。僅差でゴハンももちろん大好き! 将来自分のラジオ番組を持ちたいなーとあちこち根回し中です。ワールドワイドに突っ込んでいきます! よろしくお願いします!



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