適切な教育は子どもたちの健やかな成長のため、長期的には地域の豊かな発展のために欠かせないものですね。

しかしながら富士市でも年々出生率は低下し、2035年には65歳人口が64歳以下の合計人口を上回ると予測され、子ども一人一人の大切さが益々高まっています。

富士市では未来を担う大事な子どもたちが、豊かな学校生活を送れるよう、教育に対して様々な経済的・人的支援サポートを行っています。

富士市が義務教育で行う様々な支援事業



大事な子どもたちに最良の教育環境を整えてあげることは、どの世帯にも共通の願いです。

しかしながら家庭によっては様々な事情により希望通りの環境を整えてあげられないこともあります。そんな家庭に富士市は経済的、人的支援でサポートします。

学用品費・給食費・医療費など小中学校の教育関連費用を補助する「要保護・準要保護就学援助事業」、入学準備に必要な支度金を支給する「低所得世帯入学支度費支給事業」、修学旅行の支度金を支給する「低所得世帯修学旅行支度費支給事業」などが用意されています。

また外国の子どもが日本での学校生活に慣れていくよう、サポート員を派遣する「外国人児童生徒支援事業」も行うなど、きめ細かな対応を実施しています。

参照:富士市公式ホームページ(就学支援の充実)

富士市が高等学校以上で行う様々な支援事業



富士市が教育支援するのは、小中の義務教育期間だけではありません。「育英奨学事業」では富士市で暮らす高等学校またはこれと同程度の学校に進学する予定の生徒に奨学金を交付します。

また高校・大学進学に必要な費用を貸与する「生活福祉資金(教育支援資金)貸付事業」も用意。子どもたちが社会の一員として立派に巣立つまで、富士市は応援します。

学校における教育支援



価値観の多様化やインターネットの普及など、様々な要因により学校生活における子どもたちの人間関係は、大人が知る以上に複雑になってきています。

そうした社会の変化を受けて、学校を通じ子どもたちの精神面をサポートするのが「スクールカウンセラー活用事業」「スクールソーシャルワーカー活用事業」です。 

この事業により、富士市は市内すべての小中学校にスクールカウンセラーを配置。スクールソーシャルワーカーは必要に応じて派遣され、それぞれ児童生徒や家族の面接面談や関係機関との連携・調整を図ります。

参照:富士市公式ホームページ(義務教育段階における支援)

地域における支援



富士市では学校内だけでなく、地域を巻き込み、子どもたちにより深みのある知識を得てもらう活動「放課後学習支援ボランティア事業」を行っています。

対象は市内のすべての小学校3年生(希望制)に、教職免許を持った地域のボランティアスタッフが学習支援を行います。

また富士市では学校と保護者、地域住民で構成される「学校運営協議会」を設置し、学校教育に地域の意見を取り入れる「コミュニティスクール(学校運営協議会制度)設置事業」にも取り組んでいます。

コミュニティスクール(学校運営協議会制度)設置事業



「コミュニティ・スクール」とは、学校運営協議会を設置している学校のことです。

富士市には、小学校に4校、中学校に2校あります。学校と保護者、地域住民を委員とした学校運営協議会で学校運営に関する協議を行い、地域とともにある学校づくりを進めています。

学校運営協議会が設置された学校では(コミュニティスクールと呼びます)、地域の代表者や地元企業の経営者、同窓会会員等が学校全体に関する評価や意見を挙げ、積極的に学校運営に参加しています。

小中一貫教育の実施に向けて



「中1ギャップ」という言葉をご存知ですか。小学校から中学校にあがるときに、その授業形態や学校生活のスタイルが急激に変化する事を指しますが、近年増加傾向にあるいじめや不登校の原因がこの中1ギャップにあるのではないかと指摘されています。

富士市では、平成20年の学習指導要領改訂時から、小中学校間までをひとつの教育期間として捉え、教職員の研修等様々な分野で小中学校の連携を意識した方針を反映させてきました。

また同市では、小中学校の物理的なつながりだけでなく、教職員をつなぐ、地域をつなぐところまでを、人を育てるという意味で幅広く捉え、今後も小中連携・一貫教育を進めていく姿勢を示しています。

まとめ


出生率は年々減少し、児童生徒の数は確実に減ってきているというのに、教育関連産業は確実に増加傾向にあります。子ども一人一人の重要性が数の減少に反比例して高まっていった結果と言えるでしょう。いつどんな時代においても、我が子の成長を見守るのは親の義務であり喜びです。

富士市の打ち出している小中連携・一貫教育基本方針は、6-3制が導入された昭和20年代とはすでに生活様式や身体発達が異なる現代の状況を鑑み、9年間を通じた教育課程の必要性を前面に打ち出したもの。

時代の変化を先取りする富士市なら、子どもの教育も安心して任せられます。親も子どもも富士市でどーんと大きくなりましょう!


※掲載している施策は、令和元年9月30日現在の情報です。
 最新の情報は、各市町村までお問合せいただけますようお願いいたします。


<ライター>

鈴木潤子
三度のゴハンより音楽が好き。僅差でゴハンももちろん大好き! 将来自分のラジオ番組を持ちたいなーとあちこち根回し中です。ワールドワイドに突っ込んでいきます! よろしくお願いします!



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